野矢茂樹教授の論理トレーニング100題を読んで

「君はいつも感情的で話にならないよ。」

 

「どこをどう解釈したら、そんな結論になるの?」

 

このようなショッキングな言葉を、あなたは同僚や友達に言われてしまったことはないだろうか。

 

むろん私はしょっちゅうあるし、原因は明らかに私の論理力の欠如である。

 

これ以上傷つきたくない。人間扱いされたい。という思いで、論理力を鍛えようと私は決心した。

 

決心したからには行動を起こさないとと思い、ひとまず論理学の入門書として野矢茂樹教授の『論理トレーニング100題』を読んでみることにした。

 

第3章

ある法則を現実の事象にあてはめて、結果を予想することを論証と言い、論証は演繹または推測に分けられる。演繹される結果は確実に正しく、結果が間違っていた場合は法則が間違っているということになる。それに対して推測される結果は、ある程度の確度で正しいということにとどまる。つまり、法則から導き出される確実な因果関係を演繹、ある程度の確度の因果関係を推測という。

 

第4章